GPUありのディープラーニング開発環境を小さく作ろう。(その1)

皆もすなる、ぶろぐといふものを、我もしてみむとて、するなり。

ということで、とあるAdventカレンダーのために始めました。とあるメーカーでしぶしぶSEやってるYSKNといいます。たまーに何か書いていきたいと思います。

で、お題は

 

GPUありのディープラーニング開発環境を小さく作ろう

 

です。

 

昨今の計算機の能力向上で、力業で何とかできるようになったこともあり、ディープラーニングが流行ってます。ただ、CPUで処理させるにはちと厳しいということで、GPUでの処理が注目されてます。

GPUを搭載したマシンを考えると、処理能力が高い奴は結構でかいPCケースを用意しないと厳しかったりします。ノートPCも15インチ以上のこれ、ノートの意味あるんかいとかいうものになってしまいます。

 

でかいPCは結構邪魔で、困るという人は多いのじゃないでしょうか。

私もそうです。(ものが片づけられないだけともいう)

 

そこでいいものはないかと探すとうってつけのいいものがあるじゃないですか。

それが、これです。

 

ZOTAC MAGNUS EN1070

https://www.zotac.com/jp/product/mini_pcs/magnus-en1070

 

仕様はこんな感じ↓

  • CPU               Intel Core i5-6400T
  • メモリ            DDR4-1866/2133 SODIMM Slots ×2
  • GPU               GeForce® GTX 1070 8GB GDDR5 256-bit
  • ストレージ     M.2 PCIEx4 / SATA SSD slot
                           2.5-inch SATA 6.0 Gbps HDD/SSD bay

 縦横21cm、高さ6.2cmほどの筐体にモバイル版とはいえGeforce GTX1070を積んでいます。GTX 10シリーズからはモバイル版からMの文字が消え、デスクトップ版とは少し仕様が異なりますが、性能はあまり変わらないものとなっています。

 

これはもうこれで組むしかない!ということで早速、アキバで買ってきました。

 

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右側の箱がそうです。

あと、ブートストレージとして、Intel SSD 540sの240GB、データストレージとしてSanDisk Ultra II SSDの480GB (960GB欲しかったけど、もうアキバに在庫なかった)、メモリはCrusialのDDR4-2133 8GB×2も用意しました。

 

早速組み立てていきます。ドライバ一本あればOKでとても簡単です。

 

そしてOSをいれます。

いろいろとできるようにWindows10とUbuntu 16.04のデュアルブートとしました。

 

今回初めてUEFI&USBブートドライブによるインストールをしてみました。

初めUbuntuインストール時に既存環境でUSBブートドライブを作ったが、UEFI環境でなかったので、従来のBIOSのブートドライブとなってしまい、UEFIから見えなくてインストールできないといった、初めての人あるあるなことをやりつつも、Windows10とUbuntu 16.04のデュアルブート環境を構築できました。

 

 

さて、次回はこのPCにTensorFlowの開発環境を作っていきます。